お花見デリ・総評。
- 2011/04/14 23:47
今年も壮絶かつ〜激動だった…お花見デリバリーの総括・雑感です。
忘れない景色と桜の宴を思い出します。
ズタボロの布切れか、ボロ雑巾かのように、心身を酷使し…明日食う〜一切れのパンか、焼きおにぎり1個の為に、今日を生き、今を生きているような日々。
桜に囲まれ…泥と、炭の灰にとことんまみれてきた。
待つ側の商売を要求される〜元来の店舗・飲食ビジネスで、早くからデリバリーというジャンルに目をつけていた僕には、このスタイルは臨むところ、やりがい充分です。
朦朧(もうろう)とする意識の中、限界を超えた〜極限状態で、命を削り続け…まともな食事も取れず、ガクガクの指と膝と、折れた腰をおっ立てて、体中の生傷(切り傷・擦り傷・火傷)は絶えず、神経性の痛みで歯もうずき続け、寝不足で頬は痩け落ち、それでも〜休息なき闘いは、アスリートかのように最終ゴールを目指してゆく。
日々…容赦なく〜襲いかかる不安や困難も打ち砕いてゆかなければならない。
ハードボイルドそのもの。
一秒づつ…体内時計の針が、時を刻んでゆく度にダメージが蓄積されてゆく。
「お前がやれ!」
「俺がやる!」
そんな使命を全うすべく…
行く道はまさしく、茨(いばら)の道〜サバイバルロードか、はたまた…戦いの大海原に舵を取り、進んでいくようであった。
某・若きラーメン店の店主が、僕に「飲食でラーメン屋が一番キツいですよ」なんて力説していましたが…「比じゃねえよ!!!店に来てもらえるだけ楽じゃんか!」なんて、そんな事まで己に言い聞かせながら〜奮い立たせてもいた。
[心・技・体]
"三位一体"とは言うが…
"一位三体"かのような錯覚すら覚えながら……
「100か0」
「勝つか負けるか」
そんな抜き差しならないシーソーゲームを、対お客様、対己に言い聞かせ…戦場の最前線で感じながら〜生き抜いてきた。
とてつもなく、少ない今回の陣営(人員)で、よくぞ凌げたモノだとつくづく感じる。
今だからこそ言いますが、実は…予期せぬ、この自粛ムードの市況の中…我がお花見デリバリーも、予約がパッタリ止まりだした挙げ句…○○○人!!!(@_@)ものキャンセルが出たのです。
何故、神様はここまで試練を与えるのか…なんて思いながら〜ヤバいなぁ。。。と痛感していました。
しかし、それでも〜緻密な営業をかけ続け…‥結果、去年の売り上げ(昨対)越えを果たしました。
[スタッフ不足+経費削減+世の市況]というネガティブな状況下の中……
お花見デリバリーで、これは奇跡的ですらあります。
これが…もし、通常通りだったら〜記録的数字を叩けていたでしょう。
ただし…倒れずに生きれていたという保証はありませんが(苦笑)
経営者として、僕なりに正直に言いますが〜「フィルミークロス」に代表される"オンリーワン"スタイルなる、やりたい事とプライドを貫く為のアプローチは、売り上げや採算は度外視と言えます。
しかし…他のビジネスや、このデリバリーに関しては、少数の同業他社との競合は避けて通れません。オンリーワンではなく、"ナンバーワン"を目指さなければなりません。
実際、デリバリーのお客様は、一般の飲食店に比べ〜内容をリサーチし、比較対照する方が多いのも特徴です。
当然、我がホットブランドにも…どこにも負けない〜勝負論があると信じて疑いません。
焼肉/BBQデリバリーにおいて〜今季のお花見デリバリーを見る限り、福岡県(九州)では、僕的予想で…売り上げ1位が小倉の【胡座(あぐら)】率いる「ホット」。2位が我が「ホットフィールズ」だと思われます。
通年の推測では…1位が小倉の「ホット」。2位が福岡の「某社」。3位が「ホットフィールズ」か福岡「某社」でしょう。
これを…3ヶ年、5ヶ年計画で、福岡市内1位。次に〜恩返し?(笑)の意味も含めて、僕側のノウハウも全て包み隠さず教えた上で友好同盟を維持し、小倉「ホット」を抜きたいと思っています(^^)
その為に、あと…「何が足りなくて、何が必要か」も痛いほどわかっています。
"進化"のスピードをどこより早く上げるコトを念頭におきます。
お花見デリバリーの終わりは、これから始まる〜本格的デリバリーシーズンの幕開け(序章)に過ぎない。
まだまだ平穏ならない〜航海の旅路は続く。
僕は生きている。生きてゆく。
「生きて生きて生きまくれ!」
この言葉を、滲んだ…汗と涙と血と、残る生傷と共に心魂のエールとして刻もう。
帰路の道を振り返れば…そこには、新たな礎が打ち据えられていた。
合掌。