ヒョードル敗れる!!!
- 2010/06/27 23:56
「MMA勢力分布図が塗り替えられる敗戦」
誰もか認める、世界最強・60億分の1〜ロシアンラストエンペラー:エメリヤーエンコ ヒョードル。
10年間無敗を誇った〜その戦績は栄光そのものであった。
その…ヒョードルも【PRIDE】消滅後は、年2回ペースでアメリカを主戦場として戦っていた。
迎えた、今回のファブリシオ ヴェウドゥム戦。勝って当たり前の…誰もが、楽勝と思っていた〜明らかに格下の相手である。
5年以上ぶりの強豪柔術家との対戦ではあるが…ヴェウドゥムに特筆した強さはない。
そんな…ヴェウドゥムに、な、な、な、何と! 秒殺負け!!!!!!!!
下からの三角締めで決した。
誰がこの結末を予想できたか!?
10年、いや…数十年に一度級の世紀のアップセットであろう!(@_@)
国会議員への転身も噂され…ピークを過ぎたヒョードルも、いつかは負ける時がくるとは思っていたが…まさか、この試合でその瞬間が訪れるとは。。。。。
ヒョードルが敗れた事で、今後のMMA(総合格闘技)界に何が起こり得るのか???
少なくも…1つ言える事は、ヒョードルが【PRIDE】消滅後も勝ち続けてきた事で、保たれた【PRIDE】の幻想は、儚くも無情に散った。
微塵も残らずに……
【PRIDE】末期の日本人スター選手・青木真也も、先日〜アメリカでの雌雄を決する大一番の試合で敗北した。
ようは…MMAはアメリカ【UFC】を先導に、アメリカによるアメリカの為のアメリカの競技になってしまったという事である。
全盛期の【PRIDE】がそうだったように、今や世界の目はアメリカ【UFC】に向いている。
野球でいうとこのメジャーリーグ(アメリカ)と、マイナーリーグクラス(他国)の図式である。
奇しくも今回のヴェウドゥムも【PRIDE】出身の選手であり、【UFC】を解雇された選手である。【PRIDE】時代に実現しなかった今カードは、数年の時を経て…ロシア人とブラジル人が異国の地・アメリカで相まみれ〜結果、互いで【PRIDE】の幻想を消し去ったという皮肉な結末であった。
この敗北で、今までの"世界最強"の称号が崩れ去った〜ヒョードルの今後は???
誰も疑う余地もなく…ヒョードルの敗戦は、日本の敗戦でもあったのである。