大相撲 八百長問題。
- 2011/02/04 23:21
またしても各界の屋台骨が激しく揺らいでいる。
問題というより事件であろう、今回の八百長発覚ニュース。
過去の告発に対しては、頑として事実無根を貫いた〜相撲協会。
しかし…今回ばかりは、土俵際で踏みとどまっていた足も俵を割ってしまい、万事休す。
「過去には一切、八百長はなかった」も苦渋の弁。
動かぬ証拠が抑えられ〜力士の証言が明るみになった。
あるコメンテーターは、TVで…「ちゃんと見ていれば、多くの人が皮膚感覚でわかるはず」 と八百長断定の発言も。
※八百長の由来とは、明治時代に八百屋の長兵衛が囲碁で相撲の親方にわざと負け、機嫌を取ったコトからだそうである。
更には…「八百長だけでなく、"相撲賭博"にも染まっているという話しもある位だ」などという、予断を許さない次なる魔の手が、迫り来ているとも。
ある意味〜プロレスに通ずるモノも感じたりする今回の一件。
中には、バッサリと…「元来、相撲は伝統芸能的〜ショーであり、今更何をマスコミが大騒ぎしているのか?」という意見も(苦笑)
全ての取り組みが真剣勝負だという世間対の元、こういう事態に陥っているワケですが(^^;)。
ボクの考えで言えば、僕自身は最初から、八百長か真剣か…どちらだけでもなく〜どちらであっても見るというスタンスが相撲でありプロレス観です。
これが一番じゃないでしょうか?(^^)
「相撲協会は八百長を認め〜今後はプロレス界と切磋琢磨、競合しあいながら生き残ればいい」という意見までありますが(苦笑)
とあるプロレスラーに言わせれば…「プロレスは八百長ではない。八百長というのは、どちらが勝つか負けるかでお金を賭けて不正をするのが八百長だ。プロレスにお金賭ける人がいるか?」
「ただ、筋書きやストーリーというのはある。「筋書きのないドラマ」と言うが、何のスポーツも、野球でも選手は監督が出す指示に従って、バントや盗塁をする。監督が作る筋書きだ。あとは選手のアドリブだ。プロレスもマッチメーカーが指示を出しあとはレスラーのアドリブだ。」
「筋書きが良くても、選手の技量が伴わなければ、決してお客を満足させるコトは出来ない。そしてストーリーがあっても、プロレスというスポーツはライブであり、お客の反応によって左右される。だからストーリー通りにいかないこともある。その時は、トップレスラー同士が、互いに盛り上げ方を考えながら試合を作っていく。そこで、"筋書きにはない"ドラマが生まれる」
と。"筋書きにないドラマ"…酔いしれそうです。
八百長の発端となる要因の1つに、大相撲は十両以上でなければ、まとまった収入を手にできないという階級体制もあるであろう。そこに踏みとどまる一心がゆえに、"禁じ手"に陥るという見方である。
今後、いかなる爆弾的事実が噴出するか、予断を許さない状況下の中…大相撲の未来に暗雲がたちこめた。
何とか、興業や放送の環境維持は願いたいものである。