最近の事です。
たま〜に……
いらっしいますが…【フィルミークロス】に、ご予約のお電話をして頂いて〜
「オーナーがいるんだったら、行きたいんですが……」
と言うお電話がありました。
実に有り難い事なんですが……
実は………
男女関係なく…決して"嬉しい事"ではありません(苦笑)
それ以上に、"困る事"でもあると考えてもいます。
何故なら………
お店に、僕だけでなく〜他のスタッフ含め、誰それがいるいないで、お客様が来る来ないの判断をするというのは非常に良くない事象と思考しているからです。
誰がいようが〜いまいが…あくまで、お店を目指して来て頂けるのが理想的です。
※こういうお電話があった時に〜どういう対応をするかまでは、敢えて申しませんが……
これらの為にも、僕たちは…肩書きや地位や役職、ポジションも誇示する事もありません。
いまだに、僕がオーナーなんて、知らない方も沢山いらっしゃいます。
それでいいんです。
僕がオーナーとして〜1人で踊って、会員様を呼ぶのは難しい事ではありますんが……
それ以上に難しいのは、僕がいない時や〜他のスタッフが、会員様に向き合うスタンスです。
僕たちはお店で、名刺すら配る事もありませんから…(^^;)
以前もお話ししましたが……
名刺を誰にもかれにも、どこでも配る方がいらっしゃいますが………
"名刺"は、'名を刺す,と読み書きします。
名前を書いた紙切れ〜"名紙"ではありません。
そういう考えをしています。
話しが少し、反れましたが………
思い出す事が1つあります。
それは…2006年。
僕が、世界最高峰の総合格闘技と呼ばれていた〜【PRIDE】をTOKYOまで、観に行ってたりした時代。
その時に、当然?(笑)…食べ歩きもする訳ですが〜
[ミシュランTOKYO版]が、発売されるなんて思ってもみなかったこの時代に、目下〜3つ星の【すきやばし次郎】や【水谷】を銀座でハシゴしたりしていました。
世田谷時代の【あら輝】にも、hide社長とも行きました(^^)
その【すきやばし次郎】での事です。
今みたいに、3つ星を取ってから〜初めて来店されるお客様も増えた以上、当代きっての寿司職人と言われる、店主の小野二郎氏が握らなければ…20分弱で、1人3万円超の支払いに納得しない方が多いそうで、今は以前よりかなり方へ握ってくれるそうです。
ところが……僕が初めて行った〜2006年には、お目にかなった常連客にしか握ってなくて、なかなか二郎氏が初来店客には、握ってくれない時期でもあり、電話で「二郎さんに握っていただきたいのですが……」
と言うと………
「そのような予約は受けていません」
と言われる様でした。
ようは、そういうお客様ばかりになると……高齢の小野二郎氏の負担は、ますます増え〜息子へのバトンタッチが出来ないからでもあるからでしょう。
小野二郎氏本人の握りだけを目指して、来てほしくないのではないか?
そう考えると……【すきやばし次郎】出身の【水谷】の方が、いつ行っても、必ず大将が握ってくれて、握りだけでも、【すきやばし次郎】より、1万くらい安くて〜味も文句なしの【水谷】に、軍配を上げざるをえない訳ですが(^^;)
それでも…【すきやばし次郎】には、小野二郎氏が〜"生ける伝説"と呼ばれるうちに1度は訪ねて、握ってもらうべきでしょう。お寿司好きならば。
本題ですが……
「お店は人を目指して行くものでもあろう」
そう言われる方も当然いらっしゃるでしょうし……確かに一理あります。
しかし…僕らの、経営上のスタンスとしての捉え方もあり〜「身勝手、独り善がり」とだけ言われて、片付く問題でもありません。
最近……ようやく〜この事についても、自分なりに自問自答し、納得できる答えが見つかりました。
しかし…それを実践するには、【フィルミークロス】では無理があります。
変えても変えきれない部分もあります。
やはり…"0"からでなければやれない事があります。
もう…実は、次なるステージが見えていますし〜向かわなければなりません。
一塁ベースを踏んだまま…二塁にはいけない事も承知ですし。。。
一塁に出れたからこそ…二塁に向かう事が出来もします。
もう一度……福岡で伝説的語り草になるような、BAR(じゃなくてもいいんですが)を作り出すプランもあります。
そう遠くない時期に、答えが出るでしょう。
今、キチンと来てくださっている会員様が、「会員で良かった」と思ってもらえる事でお返ししたいと思います。
待っててください。