わかってない。
- 2012/07/06 23:48
「BBQブーム便乗商法に物申す」
最近…精肉店はおろか、焼肉店までもが、我ら「ホットフィールズ」のブレイクや世のブームにあやかり〜あちこちで、"BBQメニュー"などと便乗商法で打ち出し〜食材(肉)売りをしたりしてますが、アドバイスします。大して売れません(苦笑)。
花見シーズンであろうと、夏のシーズンであろうと。
ナンセンスです。
客観的視点から言えば、食材のみの販売など、有名な精肉店、スーパーや焼肉店がいくらやっても魅力がないんです。
某焼肉店オーナーが、花見シーズンにBBQメニューを用意したけど…全然売れなかったと言ってました。
ごもっともでしょう。
BBQに至るまでのストーリーや沿革、はたまたコンセプトがありませんから。
肉だけをBBQと称して売るだけではなく…どう売るかを思考しましょう。
僕らの信念や裏付けは、有名精肉店が直営でやってるBBQデリバリーサービスら強豪とも何年と…裸一貫、この福岡の熾烈な業界で凌ぎを削り〜競争世界の中で勝負しながら、ここまでやってきた事に他なりません。
昨今の見よう見真似の"メッキ張りプラン"に負ける位なら、僕もこの業界からおさらばです(笑)
とうに腹を括っています。
このビジネスに、"オンリーワン"なんてコンセプトは不要です。仁義なき〜市場の陣取り合戦です。
そこに僕達は…時間・労力・お金などという莫大な投資をしながら…生死を彷徨うかの命懸けの綱渡りまでしながら、時に損失損害を出しながらも(--;)、七転び八起きでやってきました。
そうしながら、肉質や値段だけでもなく…どこが、どこで、勝負なのかも見抜けてます。
福岡という場所は、都心部はおろか…BBQをやれるスポットがほとんどないという悪条件です。
BBQって、飲食店業で言えば…屋台の定義のようなモノでもあります。
屋台の楽しみや目的って何ですか?
これも列記とした例えです。
BBQをされる方の動機や客層は、それら店舗の思惑とは異質部分も多大にあります。精肉店や焼肉店に来店される方がBBQをしようとした時に、モノコト何が本当にどれだけ必要か?求められているのか?も深く分析したらわかるでしょう。
時代背景やニーズなど…
何で、専門業者に頼もうとするのか?
「ホットフィールズ」でも、食材のみの配達&販売なんて〜とっくにやってますから。焼肉店に負けない肉質メニューもラインナップしてます。器材のレンタルももちろん。常々、器材・備品の買い増しをしながら…それらも見直しています。
何度も言いますが…商品(食材)だけではなく、時に命懸けレベルの独自サービスも根底土台に必要なんです。
飲食業としては信じられないかもしれませんが…お客様は食材の良さだけなど求めていません。
予算やコストに合わないともなります。
極論、屋台に専門店レベルの美味しいラーメンを求めますか?っていうニュアンスと同じです。
これって…お客様の心理を考えたら普通にわかると思いますが(^^;)
料理人や職人の言う〜味や質の、"こだわり"は、デリバリー業界ではズレがあり…さじ加減をはき違えてるとも言えます。
食材と一緒に、道具や器材一式まで持って行って、準備や片付けまでするのが便利と言われ〜感謝されたのも…もう、ひと昔の話。業者ひしめく中、それすら今や〜当たり前のスタンダード。常識の時代です。
もうその…"次のステージ"に入っています。
一般的スタンダードやブームになってからでは〜ビジネスチャンスは薄いです。認知の低い時代にこそチャンスがあります。
"1"ではなく"0"地点から見つめないといけないという事です。
残念ながら、後追い人は形が見えてから参入しますが…簡単に言うと〜本質が浅かったり、見抜けていません。
正直…片手間商売人が、"BBQメニュー"なんて、軽々しく使わないでほしいと思います。コレほど簡単に見えて、過酷な飲食ビジネスもありませんから(苦笑)
僕に言わせれば…BBQメニュー、(=)イコール、'BBQトータルプロデュース,ですから。
[福岡では、時既に遅し] は断言しますが…BBQビジネスをやりたい、成功させたい、儲かりたいのなら…お店と併用して、片手間でやっても小銭稼ぎのお茶代にしかなりません(苦笑)。やっぱり〜人任せでなく、トップの人間が店を離れてでも…体まで鍛練し、命懸けで現場を叩き上げ、市場開拓をしなければならないという事が最低の命題でしょう。
そうしてやっても…それでも僕達は、次なるいくつもの新プランを日々〜練り込んでいますから。
これがBBQビジネスです。