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長渕 剛~2012' 名古屋ガイシホール・LIVE。

  • 2012/09/30 19:48

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[[遂げる~進化と深化]]

あの劇的一夜の鹿児島LIVEから、僅か~7日後。

仕事があったとは言え、今日は遂に元来~予定外の名古屋でも観る事になりました(苦笑)

台風17号により、大荒れ模様の名古屋に、時を同じく~台風・長渕号も吹き荒れる?今日。

夕方・17時開演予定でしたが、来場客が交通機関の乱れなどによる到着遅れを考慮した結果~45分遅れでの開演措置となった。

今日の会場である~名古屋ガイシホールで長渕ライブを観るのは、名称が旧・名古屋レインボーホール時代の98年、先だっての鹿児島アリーナ同様、「SAMURAI」ツアー以来である。

あれから…14年。こうしてまた、ビジネスとしても名古屋の地を踏もうとは……

ここ名古屋は長渕ファンの間では鬼門である。ライブ時に、度々~開演が遅れたり、大雪や台風で交通機関が乱れたりと…。まさに今回も的中である(>_<)

会場は、キレイな円形型を成す~大阪城ホールとさほど変わらないキャパである。

今日もスタンド最上部までビッシリ埋まりきった場内には、これから始まる一大ロックショーへの期待の熱が沸々と沸き上がる。

全9公演の今ツアーも、いよいよ残すところ~今日を入れて、あと5本。

昨日のガイシホール公演では、ラストが「逆流」~「しょっぱい三日月の夜」という、予想外のエンディングで、ここまで、全公演のラストソングが全て、"日替わり"というサプライズなメニュー構成である。

長渕ライブにおける~ウェーブ発祥の地とも言われる、名古屋。

開演に先駆け~アリーナやスタンドのあちこちから、剛コールが起こる。

何周もウェーブしながら~期待と興奮の坩堝状態である。

福岡~鹿児島と観た中で、一番の盛り上がりである。

オープニングでセーターステージ上に、巨大な日の丸が昇る様は、まさに国旗掲揚である。

"一緒に歌うぞーーーーーっ!!!"

と咆哮した長渕が「日本に生まれた」を奏でる。間奏にお得意のウォーーッ!ウォーーッ!と呼応しながら、またしてもアレンジしている。

バッチリ~終え、サングラス外し……今日は客席に投げ込まず、ステージ上に丁寧に置いていた(笑)(笑)

"台風の中、ようこそーーーっ!"

と時ネタで叫び、かきむしる~ストロークで「LICENSE」へ。哀愁漂う、故郷の過去を歌う歌は時を経て、ロックンロールへと姿を変えた様は長渕自身の歩みを照らすかのようである。

ここまで、長渕のライブを観てきて~思うのは、2夜として、同じものがないという事。昨日より今日、今日より明日、という風に日々~生まれ変わるように、進化と深化を成し続けている。

壮絶ですらある。

今ツアーの今日、福岡、鹿児島以上に円形ステージを動き回りながら~玉粒の汗を額に浮かべ、褐色の肉体は腕まで汗光りしている。

ギターという武器から繰り出される、超絶テクニックに、言霊が乗り移り~心魂の歌となる。

「親知らず」は、詩を変え~歌を変え~今の時代や世界を痛烈に風刺し、途中に「君が代」を大合唱する。

"一万人の君が代は最高だぜーーっ!!"

と、上機嫌の長渕。

"結構、俺、ギター上手いんだよな(笑)"

と、自ら~言わなくと誰もが承知な事をわざわざ口にする(笑)(笑)

「六月の鯉のぼり」では、これまた途中に3番の即興替え歌を挿入した~新アレンジを施してきた。

今ツアー、最大のギターの見せ場・聴かせ場である~「激愛」。今日は更に研ぎ澄まされた鋭利な旋律の調べのようであった。凍てつくかのような静の極み。

そして、みんなお待ちかね~「巡恋歌」。これまた今日の演奏が今ツアー中、一番のテイクだった♪。イントロを更に練り上げていた。ただ、ちょっと、客に歌わせ過ぎかな?と。

20年以上前から、長渕の演奏を聴いてる僕から言わせれば、当時の優しい繊細さは影を潜めたが~その分、声とギターは比べ物にならない程の重厚さと力強さを醸している。

モニターに写し出された~かきむし揺られるギターの弦が心魂までをも揺さぶる。

そのまま~「俺らの家まで」へ。これも完奏を長めにアレンジしてきた。

新たな息吹を吹き込むかのような様である。

まさに、今に歌い切る~瞬間芸術の美学、ここにありである。

散りばめられた、夜空の星の中~歌う、「ひとつ」「Tommorow」は、宝石のように恍惚の輝きをもって、歌い放たれる。

「STAY DREAM」は、何度聴いても~力と命の歌である。拳を突き上げた一万人の背中を押し、勇気や希望を持たせ~明日へ向かわせる。

アンコールで「乾杯」を歌い~昨夜と同じく、ラストに「しょっぱい三日月の夜」を。

僕も初めて聴く、アゴギバージョンの「しょっぱい三日月の夜」は、思った以上に良かった♪

この歌は、僕の高校生時代に発表された、長渕剛・主演~映画「ウォータームーン」の主題歌だった。

このロケで長渕は、福岡・筑豊は田川まで訪れている。

当時、[夜のヒットスタジオ]に出演して、この歌を歌った長渕に司会をしていたのが、奇しくも~今年3月11日に、[報道ステーション]で、1年たった被災地を長渕と一緒に訪ねた、古舘伊知郎である。

巡るめく~時代と時は流れながらも、紐解けば~面白いものである。

この歌の中に、

"あたりまえの男に会いたくて"

という詩がある。

そんな、あたりまえの男が少なくなった時代なのかもしれない。

9月の終わり、中秋の名月にかけ~天に歌い上げたかのようだった。

ーーーーーーーーーーーー

♪♪♪[しょっぱい三日月の夜]

逃れようとするこの俺と突っ走る俺が、憎みあいながら腹の底でひっくりかえってる、ひからびた手と手を繋ぎ合い、よくもここまで来たものだ

おう!おう!と、負け犬が吠えてる。
そろりそろりと、月が昇るたびに、
あ~あたりまえの男に会いたくて
しかめっ面した、しょっぱい三日月の夜。

真面目に生きぬく事がなぜにバカバカしいんだろう、人と会う事が無性にわずらわしくて、疲れ果てた身体まるめ、女のふとももで眠った

おう!おう!と、俺の肩がきしむ
そろりそろりと、月が昇るたびに
あ~あたりまえの男に会いたくて
しかめっ面した、しょっぱい三日月の夜。

あっちの水は苦いぞと唄えば、
こっちの水は甘いぞと誰かが言う。
あ~当たり前の男に会いたくて
しかめっ面した、しょっぱい三日月の夜。

あ~当たり前の男に会いたくて
しかめっ面した、しょっぱい三日月の夜。

ーーーーーーーーーーーーー

全19曲。昨夜は21曲だったようだが……
今日は台風の影響を長渕自身も考慮し~、早めに終わったかな???

しかし、1曲ごとの密度と精度は初日の福岡からは段違いであった。

大観衆に手を振りながら~満面の笑みを浮かべ、花道を引き下がる長渕。

僕がこの会場に初めて足を踏み入れた95年の「いつかの少年」ツアー。その時、押しに押し…遅れた開演の舞台裏で、長渕は立ち上がる不安にもがき苦しんでいたという。

あれから、17年。同じ~ギター1本のセンターステージではあるが、長渕を取り巻く人間も環境も変わっていった……

しかし、当時のような不安に押し潰されかねない姿ではない、心・技・体を兼ね備えた~自信みなぎる長渕が確かに今日、ここにいた。

雨にも負けず、風にも負けない、台風にも負けないファンと共に刻んだ一夜であった。

ツアーは残り4本。

僕の次はファイナルの大阪城ホールである。

♪9・30~名古屋・セットリスト♪

開演・17時48分。

1・日本に生まれた
2・LICENSE
3・Hela-Hela
4・君のそばに
5・親知らず
6・何故
7・六月の鯉のぼり
8・ガーベラ
9・激愛
10・愛しき死者たちよ
11・巡恋歌
12・俺らの家まで
13・MY SELF
14・ひとつ
15・Tommorow
16・STAY DREAM
17・STAY ALIVE~本編終了。
18・アンコール~乾杯
19・しょっぱい三日月の夜

20時06分・終演。

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