九州場所〜短評。
- 2010/11/28 23:42
千秋楽。
なかなか過去にも前例の少ない〜"横綱"×"平幕"の優勝決定戦となった… 白鵬 × 豊ノ島 の大一番。
盤石の勝負感と取り口で白鵬に軍配が上がり〜賜杯を手に。
白鵬は、歴史的連勝記録こそ止められ〜動揺はあっただろうが、そこからは崩れるコトなく、残り全て全勝!は流石の一言。
やはり…心・技・体 のレベルは凄まじい。
一方の…豊ノ島はドラマチックすぎる優勝こそ逃したが〜今場所のMVPは誰も異論のないとこであろう。
今後、上位を担える数少ない、日本人力士の起爆剤になる逸材であろう。頼もしい。打倒〜白鵬を目指してほしい。
そして…何と言っても、ご当地〜最年長・大関・魁皇の連日の奮闘には目頭が熱くなる思いすらこみ上げてきた。
12勝3敗。素晴らしい!☆
まさか〜ここにきて、この勝ち星を上げるとは、予想だにしなかった。
地元・九州場所での、悲願の優勝こそ、叶わなかったが…感動的余韻を味わせてもらった。
千秋楽に把瑠都を下した一番など、意地と誇りそのモノではなかろうか?
魁皇の奮闘こそ〜九州場所の爆発力の源である。
同じ…大関の琴欧洲の不甲斐なさ(8勝7敗)がより鮮明に浮き彫りになった形でもある。
会場の客入りには寂しいモノを感じた九州場所ではあったが… 見所の多い、充実した年納めに相応しい場所であった。