長渕LIVE'2014〜福岡。
- 2014/09/07 12:38
「長渕流〜ロックンロール、1つの完成形」
長渕 剛〜ベストアルバムを引っ提げたツアーもいよいよ後半戦、全12本のうち、9本目の"福岡決戦"です。
珍しく〜僕は今ツアーは、福岡以外で見る予定を組んでいません(苦笑)
まぁ、後半ともなると、それだけで〜だいぶん練り込まれてきて、特に福岡なら…なお安心出来ます?(^^)
今回もお馴染み〜マリンメッセですが…、サプライズなのがこの日、長渕剛の誕生日だという事です。
LIVE前に、長渕が一人いち早くステージに登場し、場内が大合唱でパッピーバースディを歌い、そこから〜長渕史上初となるアメリカの凄腕ミュージシャンを中心に編成した日米混合編成のバンドを呼び込み、分厚いサウンドでの「泣いてチンピラ」でオープニング。
のっけから、脇を固める〜ツインリードのギターも全開バリバリで、長渕は今や代名詞でもある?〜相棒のタカミネのブラックボディでガンガン掻き鳴らします。
各パート、楽器を奏でながら〜音を楽しむかのような、まさに"ザ・音楽"の世界。
珍しく〜2曲目に持ってきた「勇次」も一体感を成す場内を更に煽り、高揚させる。
前半は「カラス」「シェリー」「西新宿の親父の唄」ら中期のアルバムからのセレクトが並ぶ。この頃からがリアルタイムに入った僕なだけに、あの頃を思い起こす曲群です(^^)。個人的にはアルバムで言うとこの〜「ライセンス」「昭和」「JEEP」「JAPAN」がマストなもので☆
中盤は、長渕の真骨頂である〜弾き語り編。中でも「愛しているのに」〜「夏祭り」 の流れでは、しっかりカッティングやフィンガーらのテクニックを見せつけながら、切なさと情緒さも感じさせるキラーラブソング。
僕的には、今回のバンドでのハイライトはやはり…「青春」〜「SUCCES」という流れのメロディもほとばしる"長渕流ロック"ともいうこの2曲。元来、洋楽ロック派の僕からしても痺れるような流れ♪
世界の一流ミュージシャンの演奏もテクニックも幾多のLIVEで目の当たりにしてきましたが、今夜の長渕も負けていません。
全体的に観ると〜確かに原曲を留めているのは、ほぼ皆無ですが、過去を精算し続け、今を生きる長渕らしい、まさに"今の時代"、"今の気分"で仕上げた"今らしい曲"たち。
「順子」や「西新宿の親父の唄」らは、ブルージーに色濃く変化している。
ベストアルバムとこのツアーで、1つの区切りと落とし前をつけた?長渕は、来年・2015年夏、桜島以来〜10年ぶり以上となる、命懸けのオールナイトLIVEをやると宣言しています。間もなく正式発表になるようですが、今回は10万人を収容し、噂によると富士山での開催を目論んでいるようです。
58歳になったとは言え〜まだまだ、長渕の魂や情熱には、いささかの衰えも微塵に感じさせません。
今回の、長渕流ロックンロールショウを見て感じたのは、カリママ性は今なお〜持って健在ながら、アーティストとしての存在感と稀少性、威厳も、変化と革新の中で、恍惚の息吹を放っているという事。
まだまだ、更なる〜極みへ、高みへと…己の信じた道を、情熱を絶やさず、ひたすら邁進する長渕が確かに今日のステージにもいた。
■マリンメッセ福岡:セットリスト。
1・泣いてチンピラ
2・勇次
3・明日をくだせぇ
4・カラス
5・シェリー
6・西新宿の親父の歌
7・白と黒
8・愛しているのに
9・夏祭り
10・俺らの家まで
11・パークハウス701 in 1985
12・順子
13・青春
14・SUCCES
15・情熱
16・明日へ向かって
17・しゃぼん玉
※アンコール
18・RUN
19・俺の太陽
20・桜島
21・MY SELF