鮨・行天(ぎょうてん)。
- 2012/09/06 10:21
また1店…福岡・鮨(寿司)シーンにニューホープ現る。
僕が、行こう行こうと思いながら〜行けてなかった下関の「鮨・行天」。
何と!その「鮨・行天」が福岡に移転オープンしたのです。
オープンしたばかりの真新しい薫りがプンプン漂う〜新店へ行きました(^-^)
平尾の裏通りにヒッソリと表札だけが浮かび上がります。"鮨"とも書かれていません。一見向きでないのは即、伺い知れます。
店内は一転、明るい照明に照らされた〜角ばった半円状のカウンターが据えられています。
若き〜店主・行天さんは、僕が先週訪ねた、名古屋の「浜源」の2代目店主と同様、TOKYOの名店・Aで修行されたキャリアを持ちます。
これを聞いたら〜鮨好きならば、一度は行きたくなるのではないでしょうか?
そんな、行天さんは若さを感じさせない〜強い意志と信念を節々に感じさせる方です。
ネタや仕入れに絶対の自信を持ち、それを言葉としても、しっかり伝えます。
シャリは、これだけお寿司を食べている僕が思う程〜一番硬くもあり?、しっかり握ります。もちろん意図的で、店主いわくしっかり握って、それでもって、口中でハラっと崩れるのが理想だと言います。
僕は、写真を撮るのを忘れる程、店主と話していましたが(((^_^;)、最初に出された〜すじカツオ2カンから、福岡の他店とは仕込みの違いを思わせる(好き嫌い、良し悪しは別)鮨が出されます。
途中に出された〜具なしの茶碗蒸しも4回こしている仕込みと、味わいが楽しめました(^-^)
本編、最後の〆は、ウニを海苔で巻いてフィニッシュ。
アンコールは、子持ちシャコで。通常のシャコとは食感から違い〜良かったです。
思うにここは、店主の人間味も伏せて〜味わうたる鮨店であります。
上級者向けではないでしょうか? プライス的にも。福岡屈指の高級店も言えます。
会話の中で、一番印象に残っている言葉がありました。どうして、下関から移転してきたのですか?と聞くと、すかさず…
「下関も安定してきたので、面白くなくなってきたんですよ。やっぱり、今日、明日、お客様が来るか来ないか、という時が一番面白いんですよ(^^)」
と、さらっと言われました。いやはや〜この時代観の中で、なかなか言えて、やれる事ではないです(^^;)。恐れ入ります。
チャレンジャーな男気を感じました。
来月からは、お昼営業もスタートするそうで、そちらも伺ってみようと思います。
ご馳走さまでした!(^-^)