ご馳走さまでした。
- 2011/11/02 23:54
「ご馳走さまでした」
お店に対して。
支払いを甘えた方に対して。
料理に対して。
僕は、これを言えない人、"人間失格"とまで思ったりします。
老若男女問わず〜
僕は、食の持つ…可能性や素晴らしさを信じて疑いません。
何度となく〜言いますが、"食"という字は、「人が良くなる」「人を良くする」と読み書きします。
好きなお気に入りのお店、美味しいお店は、心を豊かに、幸せにしてくれます。
僕も何度となく〜食やお店に、勇気やチカラ、エネルギーをもらってきたものです。
数百円で味わえる幸せもあれば、数万円払わなければ、味わえない幸せもあります。
そんな幸せの数々に敬意を払い、心より「ご馳走さまでした」と言います。
当然の当たり前です。
思い出す話があります。
長渕 剛が、九州産業大学在籍の学生時代に〜稼ぎにもならない、ライブハウス「照和」で、掃除のおばちゃんしかいない…ホールともいえないような、古めかしい店内で歌っていた時代。
箱松(箱崎)の在日の方に、いつもご飯をご馳走になっていた時代の事は、今でも公に語られるエピソードです。
その在日の方の所在を、長渕 剛は今でも捜しているそうです。ご飯をご馳走になった恩と幸せを今でも忘れていないのです。
そんな、心に刻まれた〜ご馳走さまが、長渕 剛にもあるのです。
それは…長渕 剛の[西新宿の親父の唄]の中にも歌われている、「銭にならねぇ歌を唄ってた俺に…」「取れたての鯛を捌き、「出世払いでいいから、とっとと食え」って言ってた」と。
それが垣間見みえるフレーズがあったりもします。
手と心で合掌。
「ご馳走さまでした」
人の心を表す〜一言です。