魁皇 引退!!!
- 2011/07/20 23:55
「世界一の各界の生ける伝説、土俵を去る!!!」
大関・魁皇が突然すぎる、引退を発表。
昨日の取り組みで、琴欧洲に一方的に押し出され7敗目。
負け越しは大関のプライドにかけて、己に許せなかったのであろう。
[かど番]でない今場所では、休場しようが〜負け越そうが大関陥落もなく、来場所に繋ぐ意味でも、途中休場という手段も余地にあったであろう。
しかし…それを選択しないのが、魁皇然たる生き様を物語っている。
ここ数年と言わず…常に満身創痍と言われた〜土俵以外での怪我・持病との壮絶なる戦い。
正直、僕も心の片隅ではいつ引退してもおかしくない〜状況は覚悟してはいたが……やはり、訪れた現実に正気でいられなかったりする。
今場所の体調が不安視される場所前、なんとか…ご当地・九州場所まで持ちこたえてくれればと願っていたが、叶わぬ思いとなった。
近年…外国人力士の台頭と共に、大関・横綱も外国人力士栄盛となった大相撲。
伝家の宝刀、右上手投げで〜若貴兄弟、曙、武蔵丸、朝青龍、白鵬らの名横綱をなぎ倒し、土俵を沸かしてきた。
野球賭博で土俵を去った〜琴光喜がいなくなった後は、ただ1人の日本人大関としての重圧ものしかかってたであろう。
曙・貴乃花・若乃花と同期で23年間、相撲一筋の人生。
もう、当に限界を超えた肉体と、尋常でない〜精神力・忍耐力・体力・気力を持って成し得た超人的キャリアと1047勝という金字塔は、「なでしこ」とは違う、ただ1人の世界一である。
引退を噛み締め、止めどもなく〜涙が溢れてきました。
それほど、魁皇の相撲人生にかけた〜魂や姿勢には、比類なきものを見…勇気や希望をもらってきました。
筑豊・直方の幼稚園で共に同じクラスで過ごした記憶はいつまでも消えません。
魁皇は福岡が生んだ、偉大なる神童です。
23年間、お疲れ様でした。
しばらくはゆっくり休養されてください。