いつかの少年。
- 2010/07/13 23:55
突然ですが…今日のような、叩き付ける7月の雨を見ながら脳裏をよぎる〜この唄を紹介します。
長渕 剛の数々の名曲から〜僕のTOP3に入るこの曲を♪
「いつかの少年」
《俺にとって KAGOSHIMAはいつも泣いてた。ひ弱で不親切で 邪険な街だった。親父とお袋は 泥にまみれ銭をうらやみ そのど真ん中で 俺は打ち震えていた。
ごうごうと不安が立ち昇る 棲み家を凍える風が暮らしを すりぬけていった。雨どいを伝う雫を見るのがたまらく嫌だった。逃げ出したくて想いをかきむしるだけだった。
俺の人生は どこから始まり いったい何処で 終わってしまうんだろう。 突き動かされる あの時のまま そう いつかの少年 みたいに。
乾ききれない 浴衣がゆれていた 縁側のむこう 遠い記憶がかすんでく 俺は今 ゆれる船の上に立ち 叩きつける 七月の雨を見ている。
すべてが一秒ごとに 意味深く進んでいる 水平線から どてっ腹に陽が昇る。 今日と昨日とが 激しく違うことを知った今 俺はKAGOSHIMAを 突んざく波に捨てた。
俺の人生は どこから始まり いったい何処で 終わってしまうんだろう 突き動かされる あの時のまま そう いつかの少年みたいに。》
戻りたくても戻れない。戻りたくない。
そんな原風景が綴られた〜この唄と詩こそ、長渕少年そのものである。
いつか訪れる、人生の終わりを悟り…思い馳せる。
強く生きよう。
合掌。