〜祝・反逆のヒール復活!!〜
- 2009/01/26 09:57
△大相撲初場所△…復活の狼煙(のろし)をあげた、横綱・朝青龍が見事な優勝を飾った。
ここに至るまでの苦難苦渋の日々は想像を絶する事象であったであろう。
土俵内外での横綱らしからぬ言動……
強すぎるがゆえの、ねたみ…そねみ…ひがみ…
バッシング… 非難批判… プレッシャー… 軋轢… 重圧… 威圧…
しかし…朝青龍は、ブレーキの壊れたダンプカーか暴走列車の如く、目の前の雑音を石コロを蹴飛ばすように突き進んだ。
全てを、"結果"という最大の答えでねじ伏せてみせた。
尋常な精神でやろうと思って出来るものではなかろう……
僕は朝青龍のファンではないが…… 朝青龍はヒール役が良くハマっている。
いつの時代も、スポーツも格闘技も「ベビーフェイスVSヒール」の図式の方が分かりやすいのである。
今回は朝青龍の優勝で良かったのである。
それも…全勝優勝ではなく、白鵬が本割で勝った事にも充分な意義がある。
そこに…紙一重の勝負論が存在するからである。
※ただ…これで朝青龍がまた2〜3回連続優勝すると、相撲界にとっても観ている方にしても面白くないのだが…(苦笑)
今場所の、好調な視聴率・観客動員数をみても朝青龍は今の大相撲になくてはならない大横綱・名横綱である。
今の時代に…"最強"、"最凶"の称号も似合う。
角界(相撲)を引退したら、一度位はMMA(総合格闘技)に出場してもらいたいものである。
先日、あの柔道金メダルの石井が「戦極(せんごく)」のリング上から、生観戦してた朝青龍に向って、冗談っぽく対戦表明をしたが、当面は互いの状況や契約上困難であろうが…観てみたいものである。
話しを戻すが…相撲界全体を見れば、朝青龍や白鵬を脅かす存在(日本人力士の強者)の出現が急務であろう……
もう…随分と日本人力士の優勝や優勝争いも記憶にない。
外国人力士の天下と言われる時代であるが……
若貴(若乃花と貴乃花)ブームのような時代をリアルタイムで過ごし観た、僕には今の相撲界にも一抹の淋しさがあるのも事実である。