壮絶なる音夜。
- 2011/01/21 23:45
ある方から聞いたのですが…
長渕 剛・去年の12月25日:福岡クリスマスLIVEでのコト。
終了直後、楽屋で対面した長渕は、全身全霊〜3時間20分のLIVEを物語るように‥疲労困憊で、聞き取れないほど、声もガラガラ状態だったそうである。
思えば…その後から体調不良を起こし〜沖縄カウントダウン公演は、不完全燃焼。
以後の公演も尾を引き?、曲数が抑えられている。
2月からのアンプラグドLIVEツアー中止の引き金は、ここにあると思えてならない。
他地区のLIVEレビューやセットリストを見てみても…今のところ、やはり福岡公演・2日目が最高だったようだ。
しかし…その代償はあまりに大きかったようである。
長渕 剛をメディアから来るイメージだけで捉えている方もいらっしゃるでしょうが…LIVEに関して、僕から言わせれば〜U2・ローリングストーンズ・ポールマッカートニー・マイケルジャクソン・ブルーススプリングスティーンら数知れずの洋楽のLIVEを観た目から言わせてもらったって、それらに太刀打ち出来る日本人のLIVEパフォーマンスは長渕 剛が筆頭と言い切れます。
何故なら…いつの時代だって、"切り拓く"長渕に対して、90年頃から、"消費"と"創作"にキッチリすみ分けられるようになった日本の音楽シーン。
"消費"とは…ヒット曲を一時代的に量産する、○○○○に代表される、サビをスタジオミュージャンから安く買いあさったり、コピーやパクリのストックで継ぎ接ぎし〜スポンサーや広告代理店に好みを選ばせ、曲をパズルのように照らし合わせ作っていく手法。今のCMタイアップ曲の大半だそうだ。言えば…インスタントラーメン的・耳障りのよいBGMソング。
一方〜"創作"とは…普遍的オリジナリティとも言える、独自の音(スープ)と詩(麺)を極上の素材として、ダシからこだわり、味見しながら緻密に練り上げて作っていくような、長渕 剛や中島みゆき的・美学と孤高の念とも言える。蕎麦もうどんも、ラーメンも素材からしっかりダシ(スープ)を取った方が美味しいに決まっている。自家製によるそのモノの深き味わい。
実にわかりやすいではないか(笑)
思えば…90年代の象徴的〜寵児とまで言われた小室哲哉率いる小室ファミリーの今や、中古CD屋でアルバムが100円・200円でも売れないのを言うまでもない。
長渕が98年のLIVEのMCで小室哲哉を名指しで、まるっきしカラーの違う(苦笑)自身と小室を例え…「みそクソはっきりつけてくれよ!」と罵倒していたが、笑いながらぶった斬るSAMURAIの予言はまんまと的中。
"創作の雄"・長渕 剛〜圧巻にして‥凄まじく壮絶。
魂を極限まで放出し〜生命の息吹を躍動させるLIVE。
いよいよ…残すは代々木〜22日と23日の2daysのファイナルのみ♪
最後は大爆発となるか!?
ファイナル公演に行きたい気持ちに掻き立てられ〜葛藤しだしたりする今日この頃です。