本日の本……58
- 2010/01/30 23:50
毎度のように〜ご紹介している「商店建築」ですが…
最新号の今号では、この商業店舗デザイン専門誌の見方やポイントを、少々…僕なりに解説してみたいと思います♪
「商店建築」という雑誌は、商業店舗やインテリアデザインをテーマにした雑誌で…、「新建築」や「GA」のような〜建築を主体テーマにした雑誌とは同業他誌という括りになります。
先ず…今号の表紙ですが、あのドクロのマークでもお馴染み(マスターマインドではありません(苦笑))の高級カシミアブランド〜「ルシアンペラフィネ」の心斎橋店です。※TOKYOミッドタウン店デザインの系脈を感じさせます。
前号と前々号などの表紙が微妙(^^;)だっただけに、今号は平常(正常)といったとこでしょうか?(笑)
でも…有名ブランドだから表紙なんて事はありません。
今号は、ペラフィネが表紙というより、建築家・隈 研吾デザインの店舗が表紙という意味合いが正しいのです。
さて…今号には、約30の店舗デザインが取り上げられています。
とりわけ〜僕が…目を惹かれたのは、「星のや京都」「ルシアンペラフィネ」「日月餅」「NEZU CAFE」です。うち‥2つが隈 研吾デザインによる作品です。
「星のや京都」は、目下〜取材ラッシュですが‥「商店建築」が他誌とは違う点は‥働くスタッフや現場の開業までの軌跡記事を付随している点です。参照になりました。デザインは、軽井沢の方が僕好みです。
余談ですが‥「商店建築」と「新建築」って、同業相反の、ある意味〜ライバル誌?なんですが、(※話題の商業施設)が開業オープンすると、両誌共に取材する事もあったたりし‥どちらが先に掲載するかという点も意識しあう?と聞いた事があります(笑)。※最近では「星のや京都」「ミッドタウン」「六本木ヒルズ」などがその例。
「星のや京都」は、次号の「商店建築」で旅館特集をやるにも関わらず…フライングしてる感があるのは、やはりそれらの事情が垣間見えます(苦笑)。
こういう点は、端から見聞きしてると楽しいですが(^^)。
「日月餅」は、木をベースの素材に用いるケースが圧倒的な和菓子屋デザインにあって‥鉄とコンクリート(RC)を多用し、無機質に感じがちな空間や、デザインに不思議な新鮮さ…ワビサビやインスピレーションを感じました。
「ルシアンペラフィネ」と「NEZU CAFE」は、隈 研吾デザインの世界観が"らしさ"を感じさせます。隈 研吾もれっきとした当代随一の建築家ですが、建築家と言えば‥安藤忠雄が最も著名かつ巨匠と言われる日本の建築界にあって‥確かに安藤作品も建築としては特筆モノの美高性ですが‥‥、建築×内装(インテリア)×素材感までのバランスなら〜僕は、やはり隈 研吾です。
安藤忠雄クラスの著名建築家が、デザインしたインテリアや商業店舗も見たりしますが‥イマイチ〜ディテールなどを含め、物足りなさを感じます。
そんな中で‥隈 研吾のデザインは、シンプルなんですが…流麗かつ洗練されたデザインで〜魅了されるモノを感じます。
いつか‥隈 研吾と仕事できるようなプロジェクトがあれば、僕もプロデュース冥利に尽きるでしょうね!。設計料いくら位なんだろう?(苦笑)
そんなこんなで…「商店建築」の最新号を見ながら、思った事を書いてみました♪
ところで…"O"編集長!見てますか!?(^^) 冬に出たボーナスで、僕に早くご馳走してください!(^^)
今年も…「商店建築」楽しみにしています!
雑誌が…重くてかさばり、しかも高いので(^^;)、毎号は買いませんが、参考になる特集や記事がある時は買いますから!(苦笑)。
次号は、最新の旅館&ホテル特集らしいですから、買いますね!(^^)
また…お会いしましょう!♪
TOKYOは必ずや〜進出しますから☆ 待っててください♪