カオスな世の中、未曽有の不況・不景気ゆえ〜一番打撃の多大であるはずの飲食業・飲食店ではありますが、"ビルドアンドスクラップ"状態で無くなる事はありません。
そんな中…近年、思う事があります。
ジャンル問わず…全ての業態に言える事ですが〜飲食店を営んでたり、働いていたりするにも関わらず、他店やお客様の動向・傾向に無知な方が多い気がします。
確かに、自分自店の事で精一杯。他店や他人の事など気にしていられない。
料理人の方においては、全くと言っていいほど…食べ歩きをされない方もいらっしゃいます。
確かに良い店にいけば、それなりのお金はかかる事もありますが……
これに関しては〜僕的に言わせてもらうならば、どんな理由があれ…しなければいけないと思っています。ハッキリ言えば、食べ歩きをしている料理人と、しない料理人では歴然たる差が生まれかねないです。
感性や感覚を磨く鍛錬だとも思います。少なくとも、食べ歩きをしている料理人の方が精進の志を感じたりもします。
そして、何と言っても〜ネット上などでの急激な情報加速と点数やチャート、星による飲食店評価の増加により、本物・一流の味とそうではないお店の区別が仮説されるようにもなってもきました。
ただ…必ずしも、それだけが客入りや人気に比例するとも言えませんが。
結局、何が言いたいのかと言えば…お客様は今や、あの店、この店、本当に良く知っています。
美食家やグルメな方は、色んなお店に出入りしています。
僕たちの仕事の1つに、お客様より[知っておかなければならない]という事があると思います。
'知る,という事ですね。
他店の料理やお酒はもちろん、サービスなど諸々… 新聞や政財界誌(ふくおか経済や財界九州)なども目を通し〜世の情勢や、人間像にも精通し、飲食店は飲み食いだけではない、社交場や学校的要素もあって然り。
それでこそ〜空腹感を満たした上での、空虚感まで満たし得ると思います。
雑学・博学・知識・教養など〜多岐にわたりますが…
[知らぬは恥]
を肝に銘じ〜日々、こつこつ地道にでも…"足し算の人生"の足取りを辿りたいモノです。